ウコンは、アジアの熱帯地域を原産地とするショウガ科ウコン属の多年草で、英名をターメリックといいます。
ウコンには春ウコンや紫ウコンなど様々な種類があり、混同されている事が多いのですが、有効成分のクルクミンを最も多く含むのは秋ウコンで、これを一般にはウコンと呼ばれています。

鮮やかな黄色と独特の香りが特徴で、インドではカレーに欠かせない食材です。
日本には平安時代に伝えられたとされ、たくあん漬けの染色などにも使われています。
その特徴的な黄色の色素成分がクルクミンです。
カンナに似た長楕円形の葉をもち、ビロードのような手触りが特徴です。
「野の道は曲りつ鬱金の花ざかり」(ゆき)と、秋に淡黄色の花を開き、地下に黄褐色をした多肉の根茎をもちます。
利用するのはこの根茎で、日本では沖縄や南九州が産地となっています。